熟女マダムにマルチ商法にハメられた!話(後編)

 

マダム宅で入会を決意した

『トークドリーム』

熟女マダムにマルチ商法にハメられた!話(中編)
「新しいビジネスってなんなんだ?」マダム宅へ再度訪問。そこにはまたしても小マダム達の姿が。パソコンには怪しげな人達が映しだされ、狂気に満ちた盛り上がり。「いったいなんなんだ!?」そこには世界を席巻するといわれるビジネスが。

 

入会金は7万円で月会費は3千円。

決して小さな額ではなかったのですが、

『盲信的』

になっていた僕に疑いの目はもうなくなっていました。

 

入会後まず初めに勉強会に参加しました。

とある、ビジネスプラザの会議室に行った際には20人くらいの人が集まっていました。

 

その中には県外から来ている人たちもいました。

勉強内容は商品の中身についてよりも、

いかにして入会させるかのテクニックについて。

「集団で勧誘する方が契約率が高い」

など、勧誘する側としての心構えについて語ってました。

 

勉強会の後、そこで知り合った新潟県で翻訳業を営んでいる『鈴木』さん。そして富山県の某漬物屋の社長『田島』さんと追加で勉強することになりました。

 

(社長もやってるんだから間違いねえ)

田島さんの会社の社長室に招かれ今後の活動方針について夜遅くまで話し合いました。

 

 

後日さっそく小中高の同級生3人に会いました。

 

仲の良い友達だったおかげか、

3人ともあっさり入会を承諾

 

ただ条件を出され・・・

「勧誘活動は一切したくない」とのこと。

 

(それでも入ってくれるならいいか)

みんなのぶんまで、

「頑張ろう!!

そう思いました。

 

次に高校からの友人、

『チエ』

に連絡をとります。

待ち合わせ場所の例のレストランに子供を連れて来ていました。

 

彼女は旦那と別れて子供をひきとり、いわゆる

『シングルマザー』

になったばかりでした。

 

僕の話になにも言わず。

最後まで聞き終わると・・・

彼女は口にしました。

「たくよ〜…私がお金に困ってると思ってる?」

 

「可哀想とか思って誘ってるの?」

 

「こういうのを誘ってくるやつだって思わなかった…」

 

(喜んでくれると思ってたのに…)

いやっ、その時の本心を考えると本当は自分が儲けたいだけでした。

ただ、当時は彼女のことを思ってやっている。

こんなイイ話してるをしている俺って偉い。

そんな風に自分を正当化するように思い込もうとしていたのかもしれません。

 

彼女は去り際に、

「私はこれからも友達だよ」

「でもこんなこと続けてたら・・・」

「いつか大切な人を失うよ」

 

頭をガツンと殴られたような感覚でした。

 

(これ、やっぱおかしいよな…)

 

翌日、マダム『ユーコ』に連絡をとります。

「僕やめます」

 

「どうして?誰かに何か言われた?」

「ドリームキラーに負けちゃだめ!」

 

『ドリームキラー』とは夢を阻む者。

一般的には自分の夢に対して…

例えばサッカー選手になりたい子に、

「そんなの無理だよ」

「もっと現実を見ろ」

と言うような人のこと。

 

ただ今回の彼女が言うものは別です。

周りの人を不幸に。

仮に近しい人が幸せになっても、

ピラミッドの末端にいる人が貧乏クジを引く構造。

こんなの夢でもなんでもない。

クソくらえだ。

そうようやく気づいた。

 

 

その後もマダムからの連絡は途絶えることはありませんでした。

しかし、

無視。

幾日か経って牛乳配達もキャンセルになりました。

 

 

ただただお金を失って。

友達からの信用もなくし。

なにも得るものがなかった。

いや、二度とそういったものに参加しないという教訓は得られたかな。

ただなんといっても友人達を入会させる前に辞められたことが、

『不幸中の幸い』でした。

 

その当時の関係者の皆様ご迷惑おかけしました。

 

そして最後に、

僕の捻じ曲がった考えを思い直させてくれた友達『チエ』に深く感謝してます。

⬆︎いやっ、わるいだろ!

 

 

つづく

 

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